パリ最大規模の古道具サロン Salon Emmaüs
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今では恒例となった年に1度のサロン・エマウス(Salon Emmaüs)が開かれました。今年で16回目、3万人くらいが集まります。エマウスというのは、1949年にピエール修道士(Abbé Pierre)のイニシアティヴで創立された協会で、宗教や人種を超えて、貧困問題と戦うことを目的としています。この協会の資金集めのひとつが不用品や篤志家からの寄付品の再販売で、パリ市内には販売店が数カ所あります。本日、フランスとヨーロッパにあるエマウスのグループが150以上集まり、パリのポルト・ド・ヴェルサイユ展示会場で即売を実施しました。
常設の蚤の市とは比べものにならないくらい安く、掘り出し物が期待できるとあって、9時半の開場前からたくさんの人が並んだようです。私は9時50分頃、会場前に着きましたが、入場料を払う為の長い列の最後尾に付くだけで、1キロ以上歩いたような気がしました。30分かかってやっとのことで会場内に入りましたが、22万平方メートルの気が遠くなるような巨大ホールには、所狭しと並んだ食器、衣服、箪笥、椅子、机、レコード、本、台所用品、クロス類、おもちゃなど、考えられるあらゆる品が溢れています。そして、掘り出し物を探す人、人、人、、、とても開場中を回る気にはなれず、早々に引き上げました。