ルーカス・クラナッハの展覧会 Lucas Cranach
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ニュルンベルクにあるゲルマン民族博物館に、今、ルーカス・クラナッハ(父)の作品が展示されています。「ヴィーナスとルターの間で Between Venus and Luther / Cranach’s Media of Seduction」と題されたこの展覧会には絵画を中心とする約20点の作品が集められ、同時期の画家の作品と並んで鑑賞できるようになっています。代表的な「ヴィーナスとキューピッド」シリーズやマルティン・ルターの肖像画だけでなく、「不釣り合いなカップル」や「フレデリック三世」など、人物の表情が強く語りかけてくる作品がたくさん展示されているのです。この企画は来年の5月までです。
クラナッハは、ニュルンベルクも含まれるフランケン地方の出身で、アルブレヒト・デューラーのようにルネッサンス期に活躍しました。彼は宗教改革家のルターの友人であった為、彼の肖像画をたくさん描いています。その昔、教科書でよく見ていたルターは彼の絵だったのですね。