パリジャン紙が報じる「驚きの詐欺」 Le Parisien « l’incroyable arnaque »

Published on by Kayoko

Article of Le Parisien
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日刊紙「ル・パリジャン」が本日付で或る詐欺事件を報じています。この詐欺の手口がフランスでは初めてとあって、大きい扱いです。どのような手口かというと、2人の中国人女性(42歳と59歳)が道端で、同じアジア系の老人に言葉巧みに声をかけ、一目に付かない場所で、薬を嗅がせます。その際「病気回復と悪運を祓う」効果があると説明します。この薬を吸った人は、催眠術をかけられたような状態となり、自宅へ二人を案内、そこで言われるままに宝石や現金を渡してしまったというわけです。今年の春先から、同じような訴えが数十件に及び、パリ警察が解明に乗り出していましたが、この度、このふたりの中国人と主犯と思われる中国人を逮捕したという記事です。

使用した薬はまだはっきり判っていませんが、一般に「悪魔の息」と呼ばれるスコポラミン(scopolamine)を含んでいたようです。精神活性物質の事典によると「この物質はベラドンナ、ヒヨス、ダチュラ、マンドレーク等の植物に含有され、強力な幻覚効果を起こす」となっています。犯人たちは、ホテルの部屋でこれを作っていたと推定され、様々な漢方に使われる材料や道具が押収されています。彼女たちは国際的な中国系ギャングに属していると言われ、中国本土や韓国でもメンバーが捕まっています。戦利品はすぐに本国へ送られ、パリの被害総額だけで数百万ユーロに上ると見られています。

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