パリに日本伝統の食卓アート Les Arts de la Table japonais ancestraux
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オペラ地区にある「メゾン・和 Maison Wa」で来年の3月まで、有田焼、輪島塗、播州刃物の製品が展示販売されます。日本の経済産業省「The Wonder 500」プロジェクトの職人技が生きている「ものづくり」部門認定商品の一部が集められています。まだ、海外で知られていない製品を紹介し、販売促進の後押しすることを目指しています。昨日はそのヴェルニサージュがあり、日本のテレビ取材も入り、大盛況でした。その場で刃物を購入していくフランス人も何人か見かけました。
この機会に「包丁研ぎ」をお願いできるとあって、私は日本の菜切包丁を持って出かけました。思えば、遥か昔、祖父が生きていた頃は、見よう見まねで包丁を研いでいたものですが、大きくなるに従い、毎日の包丁はステンレス製に変わり、スーパーで売っている簡易包丁研ぎ器を使うようになってしまいました。今、パリで使っているのは数ユーロで買った「IKEA」製研ぎ器です。これで十分なのですが、日本包丁はやっぱり砥石を使って研ぎいたいもの。去年開店した、アリーグル市場に近い日本包丁専門店「ジャパニーズ・ナイフ・カンパニー Japanises Knife Campany」でも研いでもらえますが、敷居が高いので、まだお願いしていません。昨日、日本からこのイベントの為に播州から来た職人さんに丁寧に包丁を研いていただいて大満足でした。