欧州の難民問題 Migrants en Europe

Published on by Kayoko

Migrants tents lined up under a bridge
Migrants tents lined up under a bridge

今年に入り、欧州を目指す移民の数が急増しています。フランスでは「Migrant 移住者、移民」という言葉で彼らを呼びますが、移民にもいろいろあり、戦争からの難民や貧困からの経済難民がいます。彼らは地中海をボートで渡るか、陸路でシェンゲン圏(Zone Schengen)に入ります。フランスは、アフリカからリビアを経由してイタリアへ着き、英国を目的地とする人々の通過国となっており、ユーロスターの出発地点カレー市周辺には常に数千人が集まっています。

今週はドイツを最終目的地とするシリア難民が大挙してハンガリーに到着し、移民局と揉める騒動に発展。結局、国境までオーストリアとドイツが難民をバスや列車で迎えに行く事態となりました。こうして昨日ドイツに到着した難民が7000人、本日到着予定の難民は6000人と言われています。わずか2日間で1万3000人です。ここは経済力のあるドイツの力の見せ所ですが、他のヨーロッパ諸国はスエーデンを除き、及び腰です。どうしてでしょうか。

シリア難民のアイラン君(Aylan Kurdi)の写真が世界中の涙を誘ったのは2日のことですが、その後すぐに行われたフランスの世論調査の結果は興味深いものです。フランス人の55%が今の移民受け入れ法の緩和に反対しています。また、シリア難民だけを特別扱いすることにも賛成できないとしています。戦争難民と経済難民をどこで線引きするかは難しい問題で、フランスでは難民申請が認められる率は、2013年でドイツの28%に対し、17%でした。ちなみに英国は38%、イタリアは64%です。ドイツや英国、スェーデンはこれまで多くの難民を受け入れてきた為、これから移民しようとする人々にとって頼れる家族や知人がいる心強い国と言えるようです。

Migrants living in Paris refugee camp

Migrants living in Paris refugee camp

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