パリの《リエージュ風ゴーフル》 Comptoir belge
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パリにベルギー直送のゴーフル屋さん「コントワール・ベルジュ Le Comptoir belge」がお目見えしたのは去年の2月。9区のマルティール通り(Rue des Martyres)に1号店ができ、本格的なゴーフル(Gaufre)が食べられるというので評判を呼び、今年の7月にはムフタール通り(Rue Mouffetard)に2号店ができました。良質の材料(卵はもちろんビオ)を使って伝統製法で作る「リエージュ風ゴーフル Gaufre de Liège」はパリっ子に大受け。この生地は小麦粉、卵、バター、イーストが基本でブリオーシュの「タネ」に似ています。ブリュッセルのアトリエで職人さんが毎日生地を捏ね、第1発酵させたものを冷蔵車でパリに運び、店で第2発酵させたタネを注文に応じてその場で焼くのです。タネには小さく固めた砂糖(Pearl sugar)が適度に混ざっているので、焼くとその砂糖が溶け、香ばしいゴーフルの出来上がりです。甘さが程良いので、ホィップクリームやチョコレートなどをかけなくても美味しいお菓子になります。
さて、ゴーフルという言葉はフランス語です。英語のワッフル(Waffle)はフラマン語(ベルギー北部で使用されているオランダ系言語)の「Wafel」から来ているようで、日本でもワッフルと呼ぶのが一般的ですが、このお店のワッフルはフランス語圏のリエージュで生まれたお菓子なので、ワッフルよりはゴーフルと呼んだ方が合うような気がします。