レストラン界の若い貴公子ホアン・アルべラーズ restaurant «Nubé »
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ホアン・アルベラーズ(Juan Arbelaez)が、ディプロームなし、コネなしで、料理人になろうとボゴタからパリにやってきたのは18歳の時、今から10年前のことです。運良くコルドン・ブルーでフランス料理の基礎を学ぶことができ、そこでピエール・ガニエールのセカンドに見出され、いきなり3星レストランの見習いに。3人の有名シェフの元で腕を磨いた彼は2012年にテレビの料理番組「トップ・シェフ Top Chef」に出演します。これがきっかけとなり、人気店のセカンド・シェフとして1年働き、2013年には自分の店をパリ郊外ブーローニュに開きました。そして3年後の今年、シャンゼリゼ地区の5星ホテル「マリニャン Hôtel Marignan」のレストラン「ヌベ Nubé」のシェフに抜擢されたというわけです。
ホアンは選び抜いた上質の素材を活かし、カラフルでフレッシュな料理を作ります。彼の好きなコリアンダーの葉やギリシャ産オリーヴ油(huile de Kalios)は欠かせません 。花とフルーツが溢れる国コロンビアで育った彼の料理は華やかで熱帯の花を思わせます。
前菜に「子牛肉のタルタル」、メインに「ハタのロースト」、デザートに「パイナップルとマンゴのメレンゲ」と、シェフのお勧めをいただきました。昔からコロンビア人には美男が多いと言われますが、彼も例に漏れず超ハンサムボーイ。普段のランチには高めですが、ご馳走とシェフに会いにリピートしたくなる店でした。