オバマ大統領のクリスマス・プレゼント Dernier cadeau de Barack Obama

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オバマ大統領のクリスマス・プレゼント Dernier cadeau de Barack Obama

12月23日に国連安全保障理事会が「イスラエルが占領しているパレスチナ地区での入植活動非難」決議を採択しました。これは、エジプトが提案した草案をトランプ次期大統領が圧力をかけてエジプトに断念させた後、ニュージーランド、マレーシア、セネガル、ベネズエラの4カ国が引き継いだ決議案です。アメリカは常にイスラエルの擁護を公言してきた国で、ケネディの時代からアメリカはイスラエルへの軍事支援を拡大してきました。2016年に約束したイスラエルへの次の10年間の支援金は380億ドルに上ります。アメリカのイスラエル・ロビーは強大で、民主党議員も共和党議員もロビイストに逆らうことは議員生命を危うくすることを意味します。アメリカは唯一「入植中止を求める決議案」を1980年に賛成しました。この時の大統領はジミー・カーターです。彼以外の大統領は常にイスラエル政策批判の決議案成立を阻止してきました。

今回、オバマ政権が拒否権を行使せず、棄権にまわったことは歴史的なできごとです。このことによって決議案が採択されたからです。決議案には入植活動に対する制裁処置が盛り込まれていない為、すぐにパレスチナ問題が解決されるわけではありませんが、現在の状況を打破する一歩になるかもしれません。これはオバマ大統領の最後のクリスマス・プレゼントですね。

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