ポピュリズムに傾くヨーロッパ Populisme en Europe

Published on by Kayoko

ポピュリズムに傾くヨーロッパ Populisme en Europe

昨日はヨーロッパにとって重要な選挙が2つありました。オーストリア大統領選挙とイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票です。前者は予想を破り、右翼の大統領は誕生しませんでしたが、途中から現イタリア首相マテオ・レンツィ(Matteo Renzi)の信任投票の色合いを強めていた後者は結果が「ノー」と出て、首相が退陣することになってしまいました。意欲的に政治改革を進めていたレンツィを国民が認めず、ポピュリスト「5つ星運動(Movimento 5 Stelle)」の躍進は欧州連合(EU)団結に陰を落とすものです。オーストリアではEU離脱派ノルベルト・ホーファー(Norbert Hofer)を大統領に選びはしなかったものの、2018年の機会選挙では彼の党が政権を握ると見られています。

そんなヨーロッパの流れの中で、フランスの大統領選が5ヶ月を切りました。保守党は予備選で、すでにタカ派のフランソワ・フィヨン(François Fillon)を選出、選挙の度に票を伸ばす国民戦線に対抗しようとしています。しかしフィヨンのプログラムが非常に右に傾いている為、どこまで一般に支持されるかは疑問です。一方、現職大統領のフランソワ・オランド(François Hollande)が再選出馬を断念したことから、革新側の動きが急に忙しくなりました。マニュエル・ヴァルス(Manuel Valls)首相が今夕に社会党予備選出馬表明をする予定ですので、それに伴いミニ組閣が行われることになります。テロの脅威が一向に消えないフランスで、混迷を深める社会党の動向にまずは注目です。

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