混迷深めるフランス大統領選  Présidentielle 2017

Published on by Kayoko

 © @ChaunuShow

© @ChaunuShow

あとフランス大統領選まで1ヶ月、候補者のテレビ討論会も始まり、選挙戦が盛り上がってきました。でも未だ決定的な候補者がいません。保守・中道の予備選挙で選ばれた統一候補フィヨン元首相(François Fillon)は昨年11月の時点では限りなく大統領の座に近づいていました。ところが1月に出た架空雇用による公金流用疑惑、ペネロープ・ゲート(Penelope Gate)で支持率をじわじわと減らし、今では2位に大きく水をあけられています。

フランスの大統領選は、1回目の投票で50%を得票する候補者が出ない場合、2回目の決選投票が行われます。社会党現政権の不人気により、今年の選挙で保守党が返り咲くと誰もが予想していたにもかかわらず、フィヨンの予選落ちがかなり濃厚になってきました。一連の金融スキャンダルで起訴されても選挙運動を続けるフィヨンには悲壮感さえ漂います。「大統領の陰謀説」(https://twitter.com/FrancoisFillon/status/845011203965431808)まで言いだしたフィヨンはどこかトランプ米大統領に似てきました。

最新の世論調査では元経財相マクロン(Emmanuel Macron)が優勢と言われていますが、代議士経験のない政治家としては未知数の39歳が本当に大統領に選ばれるのでしょうか。もうひとりの強力な候補者は右翼のルペン党首(Marine Le Pen)。しかしEU離脱を掲げて過半数を獲得できるとも思えません。社会党候補のアモン(Benoît Hamon)は社会党主流派から見放され、左翼系候補メランション(Jean-Luc Mélenchon)と票を奪い合っている始末。

世論調査が当てにならないのは去年の米大統領選やイギリスEU離脱国民投票で証明済み。毎日世論調査の結果が出ますが、混迷深める大統領選です。

Published on News

To be informed of the latest articles, subscribe:

Comment on this post