ウイルスと大統領のテレビ演説 l'allocution du président

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昨日、ブリュッセルに住んでいる息子から「家で大人しくしているように」と電話がかかって来ました。ベルギーは来週の月曜日からすべての学校、レストラン、カフェなどが閉まり、息子の働いているヨーロッパ委員会もテレワークに切り替えたそうです。

明日は小さな美術館に行くつもりにしていたのですが、ウイルスが蔓延してきたので、臨時閉館になるかもしれません。数字的には、まだイタリアには程遠いフランスですが、実際にはかなり近い状態だと思われます。

それと言うのも、フランスはイタリアに比べて検査数が少ないと言われているからです。確かにフランスではなかなかテストはしないようです。昨日聞いたのですが、40度の高熱を出した知り合いは、新型肺炎を思わせる症状があるにもかかわらず、ウイルス検査はなく、自宅で寝込んでいます。彼は某航空会社の乗務員ですが、最近感染者を出したカリブ海方面に旅行に行った為、周りの人はウイルスに感染したに違いないと思っているのですが。

こうした中、昨夜、マクロン大統領のテレビ演説がありました。月曜日からの学校の臨時閉鎖、16歳以下の子供の世話をする為の休職は病気休み扱いとする、健康上の心配のある人、高齢者、慢性病患者などの外出自粛、住宅の強制退去2ヶ月延期(注:フランスでは3月31日までは賃借人を退去させることはできない)、重篤感染者治療を優先する為に集中治療室使用を伴う外科手術の可能な限りの延期、などが盛り込まれ、彼は国民の一致団結を訴えました。

これまでは、中国やイタリアの様子を他人事として見ていた感のあるフランスですが、一夜にして空気が変わったのです。今朝のスーパーは買い出しの人で溢れていました。トイレット・ペーパーやクリネックスは姿を消し、パスタやお米の棚も空っぽです。パリ市内では日頃見かけることのない商品を山済みにした大きなカートをたくさん見かけました。 明後日予定されている地方選挙はそのまま行われることになっていますが、投票所に行かない人が増え、意外な結果となるかもしれません。

 

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