高齢者の隔離解除問題 Le confinement des seniors

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© Georges Gobet / AFP

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大統領の13日の演説の後、様々な論戦が起こっていますが、特に問題となっているのは「高齢者、健康上の問題のある人、身体障害者など、体の弱い人は5月11日以降も自宅隔離が続きます」という部分です。そして、昨日、新型コロナウイルス肺炎の為の政府諮問機関科学顧問代表が上院で「18百万人を隔離し続ける必要がある」と意見を述べ「65歳か70歳以上の人」と付け加えました。いつまで隔離かとの質問には「わかりません。予防薬ができるまでかもしれません」と答えたのです。

患者数を抑えるという観点から考えれば、病気に罹りやすい人を隔離すれば、リスクは減らすことができます。伝染病に罹った人を隔離するのは法律にかなっていて、当然の措置です。しかし、病気に罹りやすいという理由だけで、いつまでも社会から隔離するのは人権侵害です。医学倫理学の教授は、年齢で一括りにするのは民主的でないと警鐘を鳴らしています。また、老年医学の教授は、家族から高齢者を引き離すことが病気より大きい精神的ダメージを与えると言っています。

3月以降、老人ホームの住人は家族との面会を禁止されていますが、生きる望みを失い、食事ができなくなり、死に至る人も増えているそうです。老人を守る為という名目の隔離がコロナウイルスより大きなダメージを老人に与えているのかもしれません。コロナウイルスに罹っていない人を隔離し続けるのは法律で保証されているはずの自由を奪うことだと思います。

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